凄く今更だけど、他人のバベル考察
2011年1月15日 MTG コメント (4)と言う訳で、大分前になりますが、世界選手権併催のレガシー選手権の木曜日に併催レガシーでは唯一のバベルが54位にいました。で、リストを見たところ、いろいろと勉強になった部分が多かったので、考察などしてみようかと思った次第です。
●メインデッキ
3《否定の契約/Pact of Negation》
4《直観/Intuition》
4《知識の渇望/Thirst for Knowledge》
4《粗石の魔道士/Trinket Mage》
4《強迫的な研究/Compulsive Research》
4《不忠の糸/Threads of Disloyalty》
4《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
4《けちな贈り物/Gifts Ungiven》
4《神秘の指導/Mystical Teachings》
4《支配魔法/Control Magic》
4《Thought Lash》
4《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》
4《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
4《Force of Will》
4《誤った指図/Misdirection》
4《機知の戦い/Battle of Wits》
1《押収/Confiscate》
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
3《流刑への道/Path to Exile》
3《牧歌的な教示者/Idyllic Tutor》
1《忘却の輪/Oblivion Ring》
3《アカデミーの学長/Academy Rector》
4《補充/Replenish》
4《神の怒り/Wrath of God》
4《Moat》
4《謙虚/Humility》
3《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
1《審判の日/Day of Judgment》
1《象牙の仮面/Ivory Mask》
4《神聖の力線/Leyline of Sanctity》
1《蔵の開放/Open the Vaults》
4《不朽の理想/Enduring Ideal》
1《殺戮の契約/Slaughter Pact》
4《暗黒の儀式/Dark Ritual》
4《無垢の血/Innocent Blood》
1《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》
4《根絶/Extirpate》
3《仕組まれた疫病/Engineered Plague》
1《虐殺/Massacre》
1《魂の裏切りの夜/Night of Souls’ Betrayal》
3《滅び/Damnation》
1《貪欲な罠/Ravenous Trap》
1《闇への流刑/Exile into Darkness》
3《脳崩し/Brainspoil》
1《過去の罪/Sins of the Past》
1《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》
4《地底街の手中/Clutch of the Undercity》
1《鳩散らし/Dovescape》
1《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
4《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
4《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
3《真髄の針/Pithing Needle》
4《虚空の杯/Chalice of the Void》
3《崩れゆく聖域/Crumbling Sanctuary》
4《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
4《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
4《金属モックス/Chrome Mox》
4《連合の秘宝/Coalition Relic》
4《厳かなモノリス/Grim Monolith》
4《五元のプリズム/Pentad Prism》
4《発展のタリスマン/Talisman of Progress》
3《威圧のタリスマン/Talisman of Dominance》
4《アゾリウスの印鑑/Azorius Signet》
4《オルゾフの印鑑/Orzhov Signet》
4《ディミーアの印鑑/Dimir Signet》
4《Maze of Ith》
4《トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair》
4《Karakas》
4《フェアリーの集会場/Faerie Conclave》
4《変わり谷/Mutavault》
4《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》
4《不毛の大地/Wasteland》
4《トレイリア西部/Tolaria West》
4《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
4《涙の川/River of Tears》
4《沈んだ廃墟/Sunken Ruins》
4《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
4《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit》
4《悪臭の荒野/Fetid Heath》
4《秘教の門/Mystic Gate》
4《氷の橋、天戸/Tendo Ice Bridge》
4《反射池/Reflecting Pool》
4《Scrubland》
4《Underground Sea》
4《Tundra》
4《秘儀の聖域/Arcane Sanctum》
3《天界の列柱/Celestial Colonnade》
1《古えの居住地/Ancient Den》
1《教議会の座席/Seat of the Synod》
1《コーの安息所/Kor Haven》
1《ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower》
1《高級市場/High Market》
1《ヴォルラスの要塞/Volrath’s Stronghold》
1《アカデミーの廃墟/Academy Ruins》
1《すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All》
44《基本土地?》
count:347
形としては、非常にオーソドックスな白青黒のドロマーカラーのバベルですね。
個人的に非常に面白いと思う点は、このデッキが非常にコンボデッキを意識した構成である事ですね。
想像を絶する枚数のマナ・アーティファクトと4枚ずつ投入された「精神壊しの罠」や「虚空の杯」、「神聖の力線」等がそれを物語っていると思います。
これにより、苦手とするANTやベルチャーと言ったデッキに対する高い耐性が期待できますし、神聖の力線の副次効果としてハンデスに対する耐性も得られる点も非常に評価すべき点だと思います。
上記の主にスピードアップの為に入っているのであろう、多数のマナ・アーティファクトは、非常に苦手とするデストラクション系デッキへの一つの回答だと感じました。
また、私がバベルに必須だと思っている1マナのドローサポートが「師範の占い独楽」以外見受けられない点はどうしてなのか是非一度ご教授を願いたいところです。
「神聖の力線」4枚や「精神壊しの罠」4枚等々、このデッキからは今までに無い新しいバベルの理論が生まれそうで、非常に期待しています。
しかしながら、このリストを見るに、このデッキはまだ試行錯誤の段階であるように感じます。
特にデッキ枚数に関しては何故347枚と言う膨大な枚数になってしまったのか?と言う点については。
個人的に、バベルのデッキ枚数に関しては240枚~300枚のバージョンを使ってきた経験論として、デッキ枚数を増やしすぎるのは危険、と言う持論を持っているのですが、これを280~300枚前後のバベルに調整出来たならば、一つの白青黒のバベルの完成系を見れるのではないかと思っています。
このデッキから、学べる事は多い。
●メインデッキ
3《否定の契約/Pact of Negation》
4《直観/Intuition》
4《知識の渇望/Thirst for Knowledge》
4《粗石の魔道士/Trinket Mage》
4《強迫的な研究/Compulsive Research》
4《不忠の糸/Threads of Disloyalty》
4《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
4《けちな贈り物/Gifts Ungiven》
4《神秘の指導/Mystical Teachings》
4《支配魔法/Control Magic》
4《Thought Lash》
4《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》
4《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
4《Force of Will》
4《誤った指図/Misdirection》
4《機知の戦い/Battle of Wits》
1《押収/Confiscate》
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
3《流刑への道/Path to Exile》
3《牧歌的な教示者/Idyllic Tutor》
1《忘却の輪/Oblivion Ring》
3《アカデミーの学長/Academy Rector》
4《補充/Replenish》
4《神の怒り/Wrath of God》
4《Moat》
4《謙虚/Humility》
3《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
1《審判の日/Day of Judgment》
1《象牙の仮面/Ivory Mask》
4《神聖の力線/Leyline of Sanctity》
1《蔵の開放/Open the Vaults》
4《不朽の理想/Enduring Ideal》
1《殺戮の契約/Slaughter Pact》
4《暗黒の儀式/Dark Ritual》
4《無垢の血/Innocent Blood》
1《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》
4《根絶/Extirpate》
3《仕組まれた疫病/Engineered Plague》
1《虐殺/Massacre》
1《魂の裏切りの夜/Night of Souls’ Betrayal》
3《滅び/Damnation》
1《貪欲な罠/Ravenous Trap》
1《闇への流刑/Exile into Darkness》
3《脳崩し/Brainspoil》
1《過去の罪/Sins of the Past》
1《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》
4《地底街の手中/Clutch of the Undercity》
1《鳩散らし/Dovescape》
1《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
4《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
4《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
3《真髄の針/Pithing Needle》
4《虚空の杯/Chalice of the Void》
3《崩れゆく聖域/Crumbling Sanctuary》
4《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
4《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
4《金属モックス/Chrome Mox》
4《連合の秘宝/Coalition Relic》
4《厳かなモノリス/Grim Monolith》
4《五元のプリズム/Pentad Prism》
4《発展のタリスマン/Talisman of Progress》
3《威圧のタリスマン/Talisman of Dominance》
4《アゾリウスの印鑑/Azorius Signet》
4《オルゾフの印鑑/Orzhov Signet》
4《ディミーアの印鑑/Dimir Signet》
4《Maze of Ith》
4《トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair》
4《Karakas》
4《フェアリーの集会場/Faerie Conclave》
4《変わり谷/Mutavault》
4《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》
4《不毛の大地/Wasteland》
4《トレイリア西部/Tolaria West》
4《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
4《涙の川/River of Tears》
4《沈んだ廃墟/Sunken Ruins》
4《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
4《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit》
4《悪臭の荒野/Fetid Heath》
4《秘教の門/Mystic Gate》
4《氷の橋、天戸/Tendo Ice Bridge》
4《反射池/Reflecting Pool》
4《Scrubland》
4《Underground Sea》
4《Tundra》
4《秘儀の聖域/Arcane Sanctum》
3《天界の列柱/Celestial Colonnade》
1《古えの居住地/Ancient Den》
1《教議会の座席/Seat of the Synod》
1《コーの安息所/Kor Haven》
1《ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower》
1《高級市場/High Market》
1《ヴォルラスの要塞/Volrath’s Stronghold》
1《アカデミーの廃墟/Academy Ruins》
1《すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All》
44《基本土地?》
count:347
形としては、非常にオーソドックスな白青黒のドロマーカラーのバベルですね。
個人的に非常に面白いと思う点は、このデッキが非常にコンボデッキを意識した構成である事ですね。
想像を絶する枚数のマナ・アーティファクトと4枚ずつ投入された「精神壊しの罠」や「虚空の杯」、「神聖の力線」等がそれを物語っていると思います。
これにより、苦手とするANTやベルチャーと言ったデッキに対する高い耐性が期待できますし、神聖の力線の副次効果としてハンデスに対する耐性も得られる点も非常に評価すべき点だと思います。
上記の主にスピードアップの為に入っているのであろう、多数のマナ・アーティファクトは、非常に苦手とするデストラクション系デッキへの一つの回答だと感じました。
また、私がバベルに必須だと思っている1マナのドローサポートが「師範の占い独楽」以外見受けられない点はどうしてなのか是非一度ご教授を願いたいところです。
「神聖の力線」4枚や「精神壊しの罠」4枚等々、このデッキからは今までに無い新しいバベルの理論が生まれそうで、非常に期待しています。
しかしながら、このリストを見るに、このデッキはまだ試行錯誤の段階であるように感じます。
特にデッキ枚数に関しては何故347枚と言う膨大な枚数になってしまったのか?と言う点については。
個人的に、バベルのデッキ枚数に関しては240枚~300枚のバージョンを使ってきた経験論として、デッキ枚数を増やしすぎるのは危険、と言う持論を持っているのですが、これを280~300枚前後のバベルに調整出来たならば、一つの白青黒のバベルの完成系を見れるのではないかと思っています。
このデッキから、学べる事は多い。
コメント
こういった資料は実際に使ってみない変わらないかもです。
私のほうでも分析してみます。
強固なマナベース(印鑑や秘宝)からエンチャント、強いては不朽を展開する。
ドロースペルはアドバンテージが取れる強迫的な研究を採用しているのは、ミカミッションと同様に序盤戦は諦めて中盤から終盤に掛けて圧倒的なアドバンテージとスペルによって勝利をもぎ取ろうとする意図ではないでしょうか。
僕なら序盤戦をある程度いなして、中盤から除去スペルを撃ちまくって終盤は印鑑から重スペルを撃って圧倒的な勝ちに繋げるようにしますよ。
私の見解としては
総枚数が多いのは崩れ行く聖域張りながらでも機知の闘いで勝てるようにしているためでは無いでしょうか
思案、渦巻く知識等無いのは、クリーチャー主体デッキに対する回答かもしれないですねZOOなど早いデッキにはドローカードを使うよりクリーチャー除去多くして、相手を息切れさせてから機知の闘いを張ることを考えてるのでは無いでしょうか。
実に興味深いです。
一般的(だと私が思っている・・・orz)なバベルの理論を覆すような部分には正直に逆に何故否定してばかりいたのかと、反省するとともに驚くばかりです。
>sapphireさん
マナ加速から重いスペルを多用する為に序盤を諦める、と言うのは高速環境であるレガシーにおいては危険な選択肢のように思っていたのですが、このバベルでは高速なコンボ対策はしっかりとしてあり、もともとコントロール故にビートダウンとはそこそこ戦えていたバベルの特徴はそのまま残っている点から考えてみても理にかなっているように感じます。
1マナドローの不在に対しては少々納得のいかない部分はあったりしますがw
>めしあさん
「崩れゆく聖域」は「Thought Lash」と並んでバベルにその存在意義と引き換えに鉄壁の防御力を与えてくれるカードですが、それにしてもライブラリーが347枚も必要かどうかは疑問が残ります。
私の260枚版バベルでも確かに上記のカードによりライブラリーが200枚を切る事もありますが、早々起こるようには感じないからです。
1マナドローの件に関しては確かに除去が多いほうがクリーチャーデッキには強いですね。
白青黒故に「剣を鍬に」と「流刑への道」に続く第3以降の選択肢があるのですね。
私の白青だと彼らに続くのが「糾弾」、「返礼」等になってしまうので、はっきり言って選択肢がない感じですw
しかし、この件は更なる考察が必要だと感じています。